かつて蚕蔵だった納屋をピザ店舗にリノベーションしました。
施主が、祖父の介護施設の入所をきっかけに、実家の建物を活用して高齢者の交流の場や子育て支援ができる地域の核になる建物をつくりたいという思いから計画が始まりました。
昼と夜はピザ店舗、その間は地域住民に開放します。
建物については、外観はほとんど手をつけず下屋だった部分のみ建具で囲み客席としました。
内観は2階の大部分を撤去し、梁や小屋組を見せ、漆喰壁の傷んだ箇所を補修しました。
大谷石が積まれた基礎が、経年変化により程よいアクセントになっています。
延べ面積:74.53㎡(22.55坪)
第38回 福島県建築文化賞「特別賞」受賞 (2022年)